ビーチハンドボールルールその7

2019-04-01

競技規則を基にビーチハンドボールのルールを復習していきます。

大前提として、

「フェアプレー」の原則に基づく。すべての決定は, この原則に従って行われる。



フェアプレーとは:
・プレーヤーの健康、誠実、身体を尊重する。
・試合の趣旨、原理を尊重する。
・試合の流れを尊重する。しかし、決して反則した側が有利になってはならない。


7.ボールの扱い方、パッシブプレー

ボールの扱い方

【次の行為は許される。】

(開いた状態または握った状態の)手、腕、頭、胴体、大腿、膝を使ってボールを投げること、キャッチすること、止めること、押すこと、あるいは叩くこと。

最長 3 秒間ボールを持つこと。ボールを地面につけている状態もこれに含める。

ボールを持って最高 3 歩まで動くこと。
次の場合に 1 歩動いたと見なす。
(a) 両足を地面につけて立っているプレーヤーが、片足をあげて再びその足をおろしたとき、あるいは片足を他の場所へ移動させたとき。
(b) プレーヤーが片足だけを地面につけていて、ボールをキャッチした後に他の足を地面につけたとき。
(c) ジャンプしたプレーヤーが片足で着地し、その後に同じ足でジャンプして着地するか、他の足を地面につけたとき。
(d) ジャンプしたプレーヤーが両足で同時に着地し、その後に片足をあげて再びその足をおろしたとき、あるいは片足を他の場所に移動させたとき。
※片足をある場所から他の場所に移動させ、もう片方の足を引き寄せた場合一歩と見なす。

立っているとき、あるいは走っているときのボールの扱い方。
(a) ボールを一度はずませ、再び片手または両手でつかむこと。
(b) 片手でボールを繰り返し地面にはずませる(ドリブル)、あるいは片手でボールを繰り返し地面の上で転がし、その後に片手または両手でつかむこと、あるいは拾い上げること。
その後は、片手または両手でボールをつかんだ瞬間から、3 歩以内かつ 3 秒以内にボールを離さなければならない。
プレーヤーが身体の一部でボールに触れ、そのボールを地面の方に向けたとき、ボールをはずませることやドリブルが始まったと見なす。
ボールが他のプレーヤーかゴールに触れれば、プレーヤーはボールをはじいて、あるいははずませて再びボールをつかむことが許される。

一方の手から他方の手にボールを持ち換えること。

地面に膝をついて、座って、あるいは横たわってボールを扱うこと。

【次の行為は許されない。】

ボールをコントロールした後、ボールが地面、他のプレーヤー、またはゴールに触れる前に再びボールに触れること。しかしながら、プレーヤーがボールを「ファンブル」している際には 2 度以上ボールに触れてもよい。
※ファンブルとは、ボールをキャッチしたり止めたりしようとしたときに、コントロールし損なうことをいう。もし、すでにボールをコントロールしたのであれば、ボールをはじいて、あるいははずませた後、プレーヤーは再びボールに触れることができない。

足の膝よりも下の部位でボールに触れること。ただし、相手チームのプレーヤーからボールを投げつけられた場合を除く。

コート上にいるレフェリーにボールが触れた場合は、そのまま競技を続行する。

 

パッシブプレー

攻撃しよう、あるいはシュートしようという意図を示さないで、チームがボールを所持し続けることは許されない。同様に、自チームのスローオフやフリースロー、スローイン、ゴールキーパースローの実施を繰り返し遅延することも許されない。このようなパッシブプレーの兆候が続く場合には、パッシブプレーと見なし、相手チームにフリースローを判定する。
競技を中断したときにボールがあった場所から、フリースローを行う。

レフェリーは、パッシブプレーの兆候を察知したときに予告合図を示す。これにより、ボールを所持しているチームはその所持を失わないように、攻撃方法を改める機会を得る。予告合図を出した後も、ボールを所持しているチームが攻撃方法を改めなかったとき、あるいはシュートをしなかったときは、相手チームにフリースローを判定する。


プレーヤーが明らかな得点チャンスを意図的に放棄するなど特定の状況において、レフェリーは前もって予告合図を出していなくても、相手チームにフリースローを判定することができる。


参照元:http://handball.or.jp/rule/doc/2019competition_rule_beach.pdf