ビーチハンドボールルールその9

2019-04-01

競技規則を基にビーチハンドボールのルールを復習していきます。

大前提として、

「フェアプレー」の原則に基づく。すべての決定は, この原則に従って行われる。



フェアプレーとは:
・プレーヤーの健康、誠実、身体を尊重する。
・試合の趣旨、原理を尊重する。
・試合の流れを尊重する。しかし、決して反則した側が有利になってはならない。


9.得点と試合結果の決定方法

得点

シュートの前や最中に、シュートを打ったプレーヤー、その味方のプレーヤーとチーム役員に規則違反がなく、ボール全体がゴールラインを完全に通過したとき得点となる。ただし、一部分だけ通過した場合は得点と認められない。

防御側プレーヤーに規則違反があったとしても、ボールがゴールに入れば得点となる。
ボールがゴールラインを完全に通過する前に、レフェリーまたはタイムキーパー、TD が競技を中断した場合は、得点を与えることができない。
ゴールキーパーがゴールキーパースローを行おうとしている場合を除き、プレーヤーが自陣のゴールにボールを入れた場合は、相手の得点となる。
※コートに入ることを許されない人(観衆など)、またはその他の何かによって、ボールがゴールに入るのを妨げられ、それがなければボールはゴールに入ったとレフェリーが確信した場合は、得点を与える。

スカイプレイによる得点、スピンシュート(空中でゴールに向かって360度回転してからのシュート)による得点、レフェリーが創造的と判断する、また観客を魅了するような得点は2 点とする。

6 m スローによる得点は 2 点とする。

得点が認められた後の試合の再開は、ゴールエリアからのゴールキーパースローにより行われる。

レフェリーにより得点が認められ、ゴールキーパースローが行われた後では、得点を取り消すことはできない。
得点後のゴールキーパースローの実施までに、前後半の終了の合図があった場合は、レフェリーは(ゴールキーパースローの実施なしに)、明確に得点を認めなければならない。

 

ゴールキーパーによる得点

ゴールキーパーによる得点は 2 点とする。

 

ゲームの勝敗の決定方法

前後半の終了時の得点が同じ場合、「ゴールデンゴール」方式(最初に得点をあげたチームがそのハーフの勝者となる)が採用される。

両チームがそれぞれのハーフを勝利した場合、「シュートアウト」方式(選手 1 人対ゴールキーパー 1 人)が採用される。
競技に参加資格のある 5 人の選手が、相手チームと交代でシュートを行う。ゴールキーパーがシューターの 1 人である場合、コートプレーヤー 1 人と数えられる。
5 回のシュート後に、より多く得点をした方が勝者となる。最初の5人で勝敗がつかない場合は、「シュートアウト」は続けられる。この時、使用するゴールは最初とは変更される(交代エリアの変更は行わない)。その後、参加資格のある 5 人の選手が相手チームと交代でシュートを行う。シュートを先に行うチームが交代し、サドンデス方式で行われる。すなわち、各チーム同人数のシュートが打たれた直後にリードをしているチームを勝者とする。

「シュートアウト」によるゲームの勝敗の決定方法

「シュートアウト」において、どちらのゴールを使用するか、どちらのチームからシュートを始めるかを決定するためにコイントスを行う。

コイントスに勝ったチームが「シュートアウト」の先攻を選択した場合は、相手チームは使用するゴールを選ぶことができる。コイントスに勝ったチームが使用するゴールを選択すれば、相手チームは「シュートアウト」を始める権利を得る。

ゴールキーパーは、少なくとも片方の手でゴールポストを触った状態で始めなければならない。コートプレーヤーは、ゴールエリアラインとサイドラインが交差する左右のどちらかの地点に一方の足をつけた状態で立っていなければならない。

レフェリーの笛の後、コートプレーヤーはゴールエリアのゴールキーパーにボールを投げる。スローの間にボールが地面に触れてはならない。コートプレーヤーの手からボールが離れたら、ゴールキーパーはゴールポストを離れて前に進むことが許されるが、ボールを保持したゴールキーパーはゴールエリアから出てはならない。

レフェリーの笛から3 秒以内に相手ゴールにシュートをするか、相手ゴールへ向かって走っている味方のコートプレーヤーにパスを投げなければならない。このパスの間も、同様にボールが地面に触れてはならない。(ドリブルはできない)

コートプレーヤーは、規則に違反することなくボールをキャッチ、得点を狙わなければならない。
攻撃側のゴールキーパーまたはコートプレーヤーが規則に違反した場合、その時点でその攻撃が終了となる。(オーバーステップなど)

防御側のゴールキーパーがゴールエリアを離れた場合、いかなる時でもゴールエリアへ戻ることは許される。

1 つのラウンドでプレーヤーの数が 5 人を下回った場合、同じプレーヤーが 2 回シュートアウトをすることができないので、そのチームの攻撃の機会は少なくなる。

防御側のゴールキーパーが「シュートアウト」において規則に違反した場合、攻撃側に6 m スローが与えられる。(ゴールエリアを離れコートプレーヤーに接触する規則違反などの場合はゴールキーパーは失格となる。)
※参加資格のあるすべてのプレーヤーが、 6 m スローを行うことができる。

「シュートアウト」の間、参加資格のあるすべてのコートプレーヤーは、交代エリアにいなければならない。スローを終えたプレーヤーは、交代エリアに戻らなければならない。


参照元:http://handball.or.jp/rule/doc/2019competition_rule_beach.pdf