ビーチハンドボールルールその18

競技規則を基にビーチハンドボールのルールを復習していきます。

大前提として、

「フェアプレー」の原則に基づく。すべての決定は, この原則に従って行われる。
フェアプレーとは:
・プレーヤーの健康、誠実、身体を尊重する。
・試合の趣旨、原理を尊重する。
・試合の流れを尊重する。しかし、決して反則した側が有利になってはならない。

18.タイムキーパー、スコアラー

原則としてタイムキーパーが、競技時間、タイムアウトを管理する。
必要が生じたとき、通常はタイムキーパー(および TD)が試合を中断しなければならない。
スコアラーが、得点、チームの登録名簿、記録用紙、競技の開始後に到着したプレーヤーの入場、参加資格のないプレーヤーの入場を管理する。
交代地域におけるプレーヤーやチーム役員の数、交代プレーヤーの出入場など、他の任務については協同して遂行する。
また、共同して選手の交代を管理してレフェリーに協力しなければならない。
上記の責務を果たすにあたり、タイムキーパーとスコアラーによる適切な競技の中断手順を示した下記競技規則解釈も参照にすること。


競技規則解釈

もしタイムキーパーが不正交代や不正入場により競技を中断したとき、通常は違反のあった場所から相手チームのフリースローで競技を再開する。しかし、もし競技の中断時、ボールが相手チームにとって好ましい場所にあったならば、その場所からフリースローで再開する。

このような違反があったとき、タイムキーパーは、一般的「アドバンテージルール」を考慮しないで直ちに競技を中断する。このような中断の際、防御側チームの違反によって明らかな得点チャンスが妨害されたときには、6 m スローを与える。

レフェリーに報告すべきその他の違反があったときは、タイムキーパーは次の中断まで待つべきである。

タイムキーパーが競技を中断したが、ボールの所持が変わらないときは、中断した時にボールを所持していたチームのフリースローで再開する。しかし、防御側チームの違反による(早まった)競技の中断によって相手チームの明らかな得点チャンスが不当に妨害されたとレフェリーが判断したときには、相手チームに 6 m スローを与える。原則として、タイムキーパーやスコアラーによって監視され報告された違反は、個人の罰則にはならない。

攻撃側チームが明らかな得点チャンスのとき、レフェリーや TD(IHF や大陸連盟、各国の協会から派遣された)が防御側チームのプレーヤーや役員に口頭注意や警告とするような違反により競技を中断したときも、上記の第 2 段落に示したように 6 m スローを判定する。

IHF や大陸の大会、国内大会において、タイムキーパーとスコアラーの責務は、大会主催者によって決定される。

公示時計の設備がない場合、 特にタイムアウトの後に、タイムキーパーは競技の経過時間または残り時間を両チームのチーム責任者に通知しておかなければならない。
自動合図装置の付いた公示時計がない場合は、タイムキーパーが前後半や競技の終了時に終了合図を行う。
プレーヤーが退場をしたとき、スコアラーはカードを上げて、プレーヤーとレフェリーにそれを確認しなければならない。カードの「1」はプレーヤーの最初の退場を示し、「2」は 2 回目の退場を示す。

参照元:http://handball.or.jp/rule/doc/2019competition_rule_beach.pdf