ビーチハンドボールルールその13

2019-04-01

競技規則を基にビーチハンドボールのルールを復習していきます。

大前提として、

「フェアプレー」の原則に基づく。すべての決定は, この原則に従って行われる。



フェアプレーとは:
・プレーヤーの健康、誠実、身体を尊重する。
・試合の趣旨、原理を尊重する。
・試合の流れを尊重する。しかし、決して反則した側が有利になってはならない。


13.フリースロー

フリースローの判定

原則として、次のような場合にレフェリーは競技を中断し、相手チームのフリースローによって競技を再開する。
(a) ボールを所持しているチームが規則に違反し、その結果ボールの所持を失わなければならない場合。
(b) 相手チームが規則に違反したために、ボールを所持していたチームがボールの所持を失う場合。

レフェリーは、フリースローの判定によって競技を早まって中断しないよう、競技を継続させなければならない。
上記(a)に列挙した状況でも、攻撃側チームの違反の直後に防御側チームがボールを所持した場合、レフェリーはフリースローを判定してはならない。
同様に、上記(b)に列挙した状況でも、防御側チームの違反により攻撃側チームがボールの所持を失ったこと、あるいは攻撃を継続できないことが判明するまで、レフェリーは競技を中断してはならない。
規則違反に対して罰則を適用する場合、違反されたチームが不利益にならなければ、レフェリーは直ちに競技を中断してよい。そうでない場合は、現況が終決するまで、罰則の適用を待たなければならない。
通常、タイムキーパーが笛を吹いて直ちに競技を中断する場合、この条項を適用しない。

通常フリースローを判定するような違反が競技の中断中に起こった場合は、その中断の理由に相応しいスローで競技を再開する。

たとえ規則違反がなくても 競技が(すなわちインプレー中に)中断した場合、競技の再開方法としてもフリースローを用いる。
(a) 中断のときに一方のチームがボールを所持していた場合、そのチームがボールを所持し続ける。
(b) どちらのチームもボールを所持していなかった場合、最後にボールを所持していたチームが再びボールを所持する。
(c) コート上空にある設備などにボールが触れたためゲームが中断した場合、最後にボールに触れたプレーヤーの相手チームが、ボールを所持する。
なお、「アドバンテージルール」は、適用されない。

ボールを所持しているチームの違反に対してレフェリーがフリースローを判定した場合、ちょうどそのときボールを持っていたプレーヤーは、その地点に直ちにボールを落とすか、置かなければならない。

 

フリースローの実施

フリースローを行う前に、スローを行うチームのプレーヤーは、相手チームのゴールエリアラインから 1 m以上離れなければならない。

フリースローを行うとき、相手チームのプレーヤーはスローを行うプレーヤーから 1 m 以上離れなければならない。

通常はレフェリーの笛の合図なしに、原則として違反が起こった位置からフリースローを行う。以下に例外を示す。
原則として中断したときにボールのあった位置から、笛の合図の後にフリースローを行う。原則としてボールが設備等に触れた場所の下の位置から、笛の合図の後に、フリースローを行わなければならない。
防御側チームのプレーヤーやチーム役員の違反のために、レフェリーまたは TD が競技を中断して口頭での注意や罰則を与えた場合、違反の起こった場所よりも有利な位置にボールがあったときは、競技を中断したときにボールのあった位置からフリースローを行わなければならない。
タイムキーパーが競技を中断した場合も、前段落と同様、例外として扱う。
パッシブプレーの判定によるフリースローの場合は、競技が中断したときにボールがあった位置からスローを行う。
基本原理や手順は上述のとおりであるが、自陣のゴールエリアの中からフリースローを行うことはできない。上述の各段落に記載した位置がこの領域内にあるときは、それぞれの規定された領域のすぐ外側で最も近い地点に移動してスローを行わなければならない。
フリースローを行う正しい位置が防御側チームのゴールエリアラインから 1 m以内のところにある場合、ゴールエリアラインから 1 m離れた位置からスローを行わなければならない。

フリースローを行うチームのプレーヤーが、ボールを持って正しい位置に立ちスローの用意をしたならば、そのプレーヤーはボールを下に置いて再度拾い上げたり、バウンドさせて再度キャッチすることはできない。

参照元:http://handball.or.jp/rule/doc/2019competition_rule_beach.pdf